荒沢の大滝は別名「不動の滝」とも呼ばれている,加美郡加美町を通る国道347号線から少し入った場所にある「大滝農村公園」内から徒歩2,3分で行くことが可能な滝で,大滝川にある滝である。
周囲には遊歩道や釣り橋が整備されており,手軽に滝と渓谷の美しい風景を楽しめる場所で,滝の上には不動尊の御堂があり,その信仰を集めている場所でもある。
しかしながら,同滝では時折,事故か自殺かは不明なのであるが,遺体があがることがあるらしい。
噂では,妊娠したことを苦にした女子高生が身投げをした過去もあるなど言われている。
そして,同滝を訪れた者の中には,突然車が走らなくなるという怪奇現象を体験したり,高確率で心霊写真(謎の発光体が写る等)が撮影されると言われているほか,滝の脇にある神社の賽銭箱付近では,幼い子供の手を引いてこちらを見つめる母親と思しき女性の幽霊が,滝壺からこちらを覗く人の顔が目撃されるのだという。
また,同滝には,猫嫌いな水神様が棲み,あえてその水神様を怒らせて雨を降らせようと,猫を沈めたことがあるとも言われているが,本当にそのような儀式が行われたかは定かではない。