人は所詮定命の生き物、いつかは命には終わりが訪れ、そして、日本人であればまず殆どの場合、墓地へと埋葬されることになる。
そう考えると墓地が終焉の地ということになるが、実は案外、墓地で幽霊が出る(=心霊スポット)という話は小耳に挟まず、このブログで紹介している場所も、例えば郡山市の東山霊園位しか私の中では思い浮かばない。
昔話等では良く、墓地付近で幽霊やら火の玉が現れるという話は聞くのであるが、現在でも果たしてそういう扱いなのだろうか。それとも、墓地にいる方々は手厚く葬られ供養され、それで成仏しているということなのだろうか、そこが個人的には気になるところではある。
かと言って、やはりこの歳になっても、夜間に墓地に行く気に離れない(大体墓地というものは外れにあり、街灯もないため十分不気味。)。
・・・いや、逆にそんな場所だからこそ、誰も訪れず確かめないから、現在は「幽霊はいない(出ない)」と錯角しているのかも知れない。
古来はどこに行くにも徒歩の時代、だからこそ、どうしても墓地の横の道を通らなくてはならない、そこで遭遇した・・・等という話があったのかも知れない。
もっとも今は車での移動が多い、そうすると、知らないうちに墓地の前を通り過ぎた、でも運転していて気がつかない、なんてことが起きているのかも知れない(中には走行する車に果敢に現れようとする根性のある幽霊もいるのかも知れないが。)。
間もなく彼岸だお盆だの季節である。
たまには幽霊を意識しながら墓地を訪れるのもまた一興かも知れない(遭いたくはないかもだが。)。