青森市にある月光の滝は大正年間(大正8年(1919年)),濱田松實という人物が,大山祇神の夢枕にて月光に照らされる滝を見つけて名付けられたと言われる滝だそうで,東岳の伏流水を水源とし,上流部分には数箇所,水が湧き出ているのだという。
現在,滝には大山祇神が祀られており,神域ということで,同滝を訪れる際には,葱類や肉類(四足)を食した者は入山できないとの注意書が設置されているという。
本来同滝は修験道の修行の場であるのだが,心霊スポットと認識もされているようで,同滝に肝試しに訪れる者が多いのだという。
そして,そのような者の中には,上記の注意書きを守らずに同滝に訪れる者がいるが,そのような者が滝つぼで自らの姿を写すと,何者かに滝つぼに引きずり込まれるのだと言われている。
また,同滝では謎の発光体や人影の目撃談や,訪れた者の中には金縛りや精神異常を来たすようなケースもあると言われている。
神聖な地だけに,安易な気持ちで訪れてはいけない場所のようである。