佐賀市にある佐賀県立森林公園は,昭和43年(1968年)に明治百年記念事業の一環として,嘉瀬川改修により生じた旧河川を利用して生じた公園で,広場やテニスコート,アスレチック広場などが整備された県民憩いの場である。
しかしながら,実はこの地は,佐賀藩の処刑場が存在していた場所であると言われている。それを裏付けるかのように,公園の敷き地内には千人塚(塔)が存在している。
ところで,同公園は現在,夜間の出入は禁止されている。県の施設だから仕方がないのかも知れないが,一説には,かつて肝試しに訪れた人達が怪奇現象に遭遇するケースが後を絶たなかったためだという。
この場所には,今も処刑された人々の怨念が染み付いているのかも知れない。