1 概要
棚倉町北部に赤館公園がある。この公園は,かつて存在していた城「赤館」の跡地に作られた公園であるが,この公園には廃墟があり,そしてそこでは幽霊の目撃談があるのだという。
2 解説
赤館は建武年間(1334~1336年)頃に建てられ,慶長7年(1602年)頃に破却されるまでこの地に存在しており,その間,幾多の合戦が行われた場所でもある。この地には合戦で倒れた多くの武者の血がしみこんでいる可能背があることは否定できない。
また,江戸時代になり戦乱が終わりを告げた後も,この地に悲劇が訪れたことがある。
天明の大飢饉(1783年)の際,この周囲に存在していた「根小屋村」が飢饉で滅んだというのだ。
もしかすると,未だに怨念が染み付く場所なのかも知れない。
なお,この地を訪れたことはあるが,残念ながら上記の廃墟は確認できなかった。
現在の赤館の様子である。