志布志城は鹿児島県志布志市に存在していた山城で,志布志市街を囲む全ての山が志布志城と呼んでも過言ではない程規模の大きい城とのことで,平成17年(2005年)には国の史跡に指定されている。
同城の詳細な築城年は不明とのことであるが,室町時代から戦国時代にかけて複数城主が変わっていることから,同城を巡る激しい攻防戦が繰り広げられたことが想像できる。
ところで,同城は,地元の若者にとっては絶大な支持を集める肝試しスポット,つまり,心霊スポットと認識されているそうである。
そして,同城を訪れた者の中には,鎧武者や兵士の幽霊,また,生首など,戦に敗れて命を落とした者と思しき幽霊の目撃談が多くあるそうである。
なお,同城は,本丸の一部を除いて未整備で,立ち入るのが困難な城とのことなので,訪れる際には十分注意されたい。