河東郡上士別町にある糠平湖は昭和30年（1955年）にダム建設で作られた人造湖で，夏はサクラマスやニジマス，冬はワカサギ釣りを楽しむことができる景勝地である
しかし，同湖には，景勝地に似つかわしくない噂が存在している。
それは，真偽の程は不明なのだが，同湖を建造する工事の際，なんと人柱を捧げたというものだ。
そして，なぜ人柱を捧げたのかというと，この地が呪詛に溢れた土地であるからなのだという，
正直なところ，昭和の時代に人柱を捧げたなどとは考えにくい話である。
ただ，同湖の工事自体は難航を極めていたようであり，その工事期間中，なんと7件ものバスの転落事故が発生，合計32人もの作業員の方が命を落とされている
そして，この転落事故や上記にあるような，呪詛に溢れた土地であるからなのか，その真相は不明なのであるが，糠平付近では不可解な現象が多く発生するのだという。
例えば，糠平近辺に訪れる観光バスでは，添乗員は決してバスの掃除をしないのだという。
それは，すでに乗客が全員バスから降りたにも関わらず，その後，バスの中に戻ると，後部座席に座る作業員らしき多数の人物を目撃したりするためなのだという。
そのため，添乗員の間では，糠平に行ったらバスを降りるとき以外は決して後ろを振り向かない，また，忘れ物をしても戻らないと言い伝えれているそうである。
