1 概要
栃木県日光市にある中禅寺湖は、同地にある男体山が約2万年間に噴火し、それによりせき止められてできた堰止湖で、広さ4K㎡以上の湖としては、日本一標高の高い場所に存在している(人造湖を除く。)。
透明度の高い同湖であるが、元来魚が生息していなかったとのことで、明治以降放流事業が行われ、現在は数多くのマス類が生息する、釣り人的にはぜひ一度挑戦してみたい釣り場でもある。
景勝地かつレジャースポットでもある中禅寺湖であるが、反面、同湖を心霊スポットとする向きもある。
噂によると、同湖は水難事故や入水自殺が多いとされ、そのせいなのだろうか、心霊写真が比較的撮れやすい場所なのだという。
また、湖面を歩く幽霊や彷徨う人魂の目撃例があるという。
2 解説
中禅寺湖は霊山である日光山を開闢した勝道上人が神護景雲元年(767年)に発見したとされ、同湖もまた霊場の一つである。
霊場でかつ観光地の心霊スポット、というと、どうしても青森県の恐山を連想してしまう(ただし、恐山は、魂魄の還る場所とされている。)。不思議な一致といえるのではないだろうか。
陸地から眺める中禅寺湖。あまりに広く、当然ながら全貌を写真でとらえることはできない。
遊覧船上から眺める男体山の雄姿。
湖に浮かぶ整備された小島。この小島は何だろうか・・・。