八木山橋は仙台市青葉区と太白区の境界付近,広瀬川支流が形成した同市の名所「滝ノ口渓谷」(標高差70mの断崖絶壁)に架かる橋で,元々は昭和6年(1931年)に軍用道路の吊橋として開通したものが,昭和40年(1965年)に現在の橋の形として完成したものである。
同橋は観光地や市内の大学へ向かうメインルートとなっており,日中は観光客や大学生の通学経路として交通量は多い場所となっている。
しかし,同橋は宮城県内でも屈指の自殺の名所,そして心霊スポットとして有名な場所でもあり,現在では橋の欄干に自殺防止のフェンスが設けられていることからも,そのような場所であることを伺わせている。
同橋においては,橋やその下の河原において,心霊現象が発生する旨の話が多くあるようで,顔が半分つぶれた女性の幽霊や赤ちゃんの幽霊,老婆の幽霊など老若男女問わない幽霊の目撃例が多く寄せられているほか,心霊写真の撮影例,そして,同橋を訪れた者のなかには吐き気や悪寒など,原因不明の体調不良に襲われる,という話も多くあるようである。
宮城県内では屈指の有名な心霊スポットであり,訪れる際には十分注意する必要がある