青森県十和田市と秋田県鹿角郡小坂町に跨る十和田湖は最大水深約326.8mで日本第3位,面積約61.11K㎡で日本第12位のカルデラ湖である。
湖畔には彫刻家で有名な高村光太郎作「乙女の像」があるほか,ビジターセンターや科学博物館,観光遊覧船等が運航されており,青森県を代表する観光地として,多くの観光客で賑わいを見せている場所である。
ところが,同湖にある中山半島にある十和田神社が実は恐山に次ぐ霊場であること,また,同湖では自殺(一説には,ダイナマイトを使い命を落とした者もいるという。)も発生しているといい,その結果,この周囲一帯が心霊スポットであると噂されているのである。
有名な話としては,夜間同湖を訪れると,上記の乙女の像の手の向きが逆になっている,同像下に男女の幽霊が佇んでいる,白いドレスを着て泣いている女性の幽霊がいるなど,数多くの幽霊が目撃されているそうである。
また,それ以外にも,周辺では誰もいないのに不気味な声がした,何者かに足を掴まれたという体験談が多くあるのだという。
同湖は青森県内では有名な心霊スポットであり,特に夜間など人気のない時に訪れる際には,十分注意が必要な場所のようである。