1 概要
羽鳥湖は,岩瀬郡天栄村を流れる鶴沼川を羽鳥ダムでせき止めてできた湖で,農業用水供給に利用されている。同ダムは「アースダム」と呼ばれるもので,規模としては全国屈指のものという。
同湖は,特に白河地方の水がめとして,また,地域の観光資源として非常に重要で,特に周辺はリゾート地域として整備されているが,反面,賛否は分かれるものの,同湖を心霊スポットと評する向きもある。その理由としては,同湖の底には廃村となった集落の墓が沈んでいる,また,周辺では自殺が数多く発生するためだという。
また,湖の周囲を通る県道58号線には「羽鳥トンネル」があるが,同トンネルでは,これらを手招きをする幼い子供の幽霊が目撃されるという。なぜ手招きをするかは不明である。
2 解説
羽鳥湖周辺の道路は私もよく利用するところで,上記羽鳥トンネルも当然幾度か通行したことがある。老朽化した照明のないトンネルで,夜間通行するには怖いかな,と感じられるトンネルである。この周辺の道路は若干細く,心霊現象よりも対向車のほうが余程怖いかも知れない。
また,羽鳥湖周辺では自殺が多いかどうかは定かではないが,集落がダムに沈んだのは確かなようである(当時,羽鳥集落という村があり,その名前を取り,羽鳥湖の名が付いたという。)
令和元年8月24日追記
上記文書中、県道58号線の「羽鳥トンネル」で怪奇現象の噂があるとしたが、正しくは県道37号線にあるトンネルの方に怪奇現象の噂があるとのことであり、ここに訂正する。
また、羽鳥湖の写真を撮影したので追加掲載する。
展望台から一望できる羽鳥湖
羽鳥湖周辺の様子(展望台にある地図の一部分)
参考写真として、県道58号線の羽鳥トンネル。比較的新しいトンネルである。
問題の県道37号線のトンネル。写真のとおりかなり短いトンネルであるが、天井部に明かりがなく、かつ、この周辺は夜ともなると暗くなる場所のため、不気味さが倍増することが想像されるトンネルである。