三戸トンネルはJR南部駅から車で15分程山道(県道233号線)を走行した場所にあるトンネルで,実は三戸トンネルの名は通称で,正式名称は「手倉橋随道」であるとのことである。
その正式名称(随道)と言うように,大分老朽化した古ぼけたトンネルのようであるが,まだ現役のトンネルで,十分通行することは可能である。
ところで,このトンネルなのだが,地元の噂によると,出口付近に女性が一人たたずんでいるのを目撃した人が大勢いるとのだという。
その姿は女子高生,若い女性,または中年の女性と姿形は大分まちまちだが,共通して女性であることは間違いないらしい。
また,一人だけではないようで,ある雨の日傘も差さずに宙に浮かぶ女性二人の姿を目撃したという話もあるようである。
一説には,同トンネル内ではしばしば交通事故が発生するが,その犠牲者のほとんどが女性だと言われているほか,同トンネルの上にある神社では,性的暴行を受けた女性が同神社で自殺したとも言われている(地元では,この女性が自殺した後,同トンネルで心霊現象が発生するようになったと言われているようである。)。
真相は不明であるが,同トンネルでは浮かばれない女性の幽霊が現れるようであり,その通行の際には十分注意する必要があるようである。