福島県心霊スポット情報

福島県心霊スポット情報

福島県内の心霊スポット(全国に拡大予定、まずは東北から。)の概要とその情報について,霊感ゼロの四十雀が独断と偏見を交えつつ解説したいと思います。

八甲田山(青森県)

 八甲田山は,青森市南側にそびえる大岳(標高約1585m)を主峰とする,18の山々から連なる火山帯の総称である。

 そして,同地では明治35年(1902年),有名な「八甲田山行軍遭難事件」が発生した現場でも有名である。

 この時代,明治27年(1894年)に発生した日清戦争で大陸の冬季寒冷地での戦闘に苦戦をした経験を持つ日本陸軍は,仮想敵国であるロシアとの戦いはさらに極寒の地で戦うことになると想定していた。

 そのため,冬季訓練は軍として喫緊の課題であり,その結果,青森歩兵連隊と弘前歩兵連隊において,雪中行軍が行われることになった。

 しかし,青森連隊においては,冬山に対する知識の乏しさ,また,装備の不十分さが露呈,雪中にて遭難してしまい,訓練に参加した210名中199名が死亡するという山岳事故史上稀に見る大惨事が発生してしまう。

  その悲劇からすでに一世紀以上の月日が流れているのであるが,現在でもその時命を落とした兵士達の幽霊が現れると噂が絶えることはない。

 よく聞かれる話としては,夜間,山中の公園に肝試しに来た所,突然自分達の車を激しく揺さぶる軍服姿の集団を見た,また,彼女だけを置き去りにして逃げ帰った等がある。

 その他,現在も残る後藤房之助伍長(生存者の一人)の像付近や,幸畑陸軍墓地から十和田湖一帯にかけての広範囲において,様々な怪奇現象が発生するとされている。

 最後に,同事件後,兵士達が所属していた青森連隊の営団青森市,現在の青森高校付近と推測)では,帰還する兵士の姿が目撃されるという現象が頻繁に発生したと伝わる。

 この集団に対しては,ある肝の据わった一士官が一喝したところ姿を消し,その後,姿を現すことはなくなったと言われている。