1 概要
国道121号線沿いを流れる阿賀川が形成する渓谷である塔のへつり(漢字表記だと「塔の岪」は昭和18年(1934年)に国の天然記念物に指定されている景勝地で,軟岩部が長年の侵食と風化により形成された柱状の断崖で構成されている。
なお,「へつり」というのは,会津地方の方言で「川に迫った嶮しい断崖」を指す言葉なのだという。
景観の素晴らしい場所なのだが,そのような場所に似つかわしくない話として,同地では飛び降り自殺をする者がいるとされている。
そして,そのためなのだろうか,付近に設置されている公衆電話で電話をしていると思われる幽霊,また,公衆トイレ付近を彷徨う幽霊の目撃例があるという。
2 解説
同地域の有名な観光地である塔のへつりであるが,生憎ながら自殺者がいた等の話はこれまで聞いたことがないし,心霊スポットであるという話もあまり聞いたことがないところである。
なお,同地には有料駐車場しかないようであり,訪れる際には注意されたい。