1 概要
愛宕山は信達平野(福島盆地)を一望することのできる標高約114mの山で,眼下には清流・摺上川と阿武隈川の合流地点を眺望することができる。
また,山頂には天文7年(1538年)創建と言われる愛宕神社があり,同社で行われる例大祭で舞われる「箱崎の獅子舞」は天文年間(1532年~1555年)が起源とされ,昭和57年(1982年)には兼の重要無形民俗文化財に指定されてもいる。
このような長い歴史を持つ愛宕山であるが,なぜか昔から,同山の崖から飛び降り自殺をする者,また,山中で首吊り自殺をする者が多いとされており,そのため,自殺者の幽霊が出没すると言われている。
2 解説
同山では殺人死体遺棄事件も発生したと言われているが,上記自殺共々明確な情報がないため,本当にそのような事件等が発生したかは不明である。
ただし,神社があることから,同山は神域であることは間違いなく,訪れる際には決して不敬な態度等を取らないようにした方がよいだろう。