1 概要
田村市(旧常葉町)にある常葉少年自然の家は昭和54年(1979年)に東京都中野区が解説した校外施設であるが,平成23年(2011年)の東日本第震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で現在に至り閉鎖されている。
ここでは心霊現象が発生するとされる部屋が存在していると言われており,白い靄が発生する,押入れに血痕が浮き出る,天井に人の顔が浮かび上がるなどの不可解な現象が発生するほか,心霊写真も撮影されるという。
2 解説
真相は不明なのであるが,話によるとこの地には戦時中,東京都中野区の児童が疎開してきていたのだが,ある日,空襲警報を聞いた教員や児童が近くにある鎌倉岳へ逃げ込み,そのまま行方不明になったのだという。
そのためか,ここで現れる幽霊というのは,中野区出身の者の前に姿を現すとまことしやかに伝えられている。
ただ,もし本当にそのような児童らの殉難があるのであれば,慰霊碑やそのような話が伝わっておかしくないと思うのだが,そのような話が存在していない(私の調べ方が甘いだけかも知れないが。)ことや,この辺りを空襲する必要があったか(米軍機が上空を通ることはあったのかも知れないが。)など,話の信憑性に疑問を抱かざるを得ない。
この点,もっと情報を収集してみようと考えているところである。