福島県心霊スポット情報

福島県心霊スポット情報

福島県内の心霊スポット(全国に拡大予定、まずは東北から。)の概要とその情報について,霊感ゼロの四十雀が独断と偏見を交えつつ解説したいと思います。

足摺岬(高知県)

 土佐清水市にある足摺岬は,足摺半島の先端に突き出た岬で,高さ約80mもある断崖がそびえる景勝地でもある。

 ところで,「足摺」という変わった名称がついたのには,次のような伝承が存在するためだという。

 足摺岬金剛福寺に,和尚と修行僧がいた。
 ある日,旅の僧が来て食べ物を求めたところ,和尚は2人分しか食べ物がないから,と断るが,修行僧はこっそり食べ物を渡していた。

 それに感動した旅の僧は修行僧に,ぜひ私の家に来てくださいと,海へ出て行った。

 修行僧は和尚に対し,補陀洛世界に行くと伝え,旅の僧とともに海の彼方へ消え,ついに二人は観音様になったのだという。

 そして,これをこの岬から見ていた和尚は足摺しながら,自分を置いて行くのかと悲しみ泣き叫んだことから,この岬を足摺岬と呼ぶようになったそうである(なお,旅の僧と修行僧が小僧であるパターンもあるようである。)。

 ところで,旅の僧と修行僧は海の彼方に消えたのだが,実は,平安時代頃より,この話に似たような修行として,「補陀洛渡海」というものが存在していた。

 これは,舟に一定日数の食糧を積み,外部から釘を打ち込んで出られないようにして海上に舟を流し,そのまま極楽浄土へと向かう・・・と言うもので,これが盛んに行われていたのがこの足摺岬だというのである。

 現代人の感覚すれば,これは単に自殺行為でしかないように思われるのだが,そのような因縁のある地なのか,足摺岬は自殺者が多いことでも著名な場所であるという。

 特に,昭和24年(1949年),田宮虎彦の小説「足摺岬」が発表されると,この小説をきっかけに自殺が増加したことがあり,自殺防止用の看板が設置された程でもある。

 そして,その結果心霊スポットと噂されており,写真を撮影すると血塗れの男性が写り込んでいた,振り返ると恐ろしい形相をした女性の幽霊がいた等,身も凍るような話の絶えない場所でもあるのである。