国の名勝(昭和3年(1928年)指定)や室戸阿南海岸国定公園にも指定されている室戸岬は,サーフィンの名所でもあり,海岸段丘や岩礁,奇岩で形成されている景勝地である。
その知名度の割には,交通の不便さ(近年は特に,バスの本数の減少やフェリーが廃止されているのだという。)により俗化せず,それだけ雑音や騒音には無縁で,雄大な景色を楽しむには最高のスポットになっている。
しかし,同じ県にありやはり同じく景勝地である足摺岬同様,この地もまた自殺者が多いとされており,投身自殺だけではなく,車内で自殺を図ったケースもあるのだという。
そのため,この地に訪れた人の中には,自殺者の幽霊に仲間にしようと引き込まれそうになった体験をした,また,海岸で黒い影や謎の発光体の目撃談もあるのだという。
また,近くにある林の中からは子供の幽霊の声が聞こえてくると言われており,例え昼間でも近付くべきではないと言われているのだという。