国道106号線は盛岡市と宮古市を結ぶ国道で,昭和28年(1953年)に二級国道として指定施行,昭和53年(1978年)に全線開通している。
しかし,この道路はかつてかなりの難所だったそうで,幾多の交通死亡事故が発生したのだという。
例えば,小滝-下平地区には,かつて「魔のカーブ」と呼ばれる場所があり,スピードを出しすぎた車が法面に突っ込むなど,度々大事故が発生,犠牲者を出していたのだという(現在はトンネルや橋を作ることにより魔のカーブが解消,事故もなくなったそうである。)。
また,松草地区には慰霊碑があるが,これは,昭和61年(1986年),路面凍結により誤って対向車線にはみ出てしまい,大型トラックと正面衝突して命を落とした5名の女性の霊を慰めるために建立されたものだそうである。
このように,事故の多いこともあってか,国道106号線にある慰霊碑(上記慰霊碑とは別の物のようで,魔のカーブ付近に存在していた物と思われる。)では,男性の幽霊を目撃した等の噂があるようである。