福島県心霊スポット情報

福島県心霊スポット情報

福島県内の心霊スポット(全国に拡大予定、まずは東北から。)の概要とその情報について,霊感ゼロの四十雀が独断と偏見を交えつつ解説したいと思います。

首切峠(香川県)

 首切峠は,仲多渡郡まんのう町と綾歌郡綾川町を通る県道17号線の境にある峠である。

 非常に不気味な名前である同峠であるが,その名の付いた経緯を要約すると次のとおりとなる。

 同地に勢力を誇っていた羽床氏の家臣・造田備中守宗俊は同峠付近の造田城を居城としていたが,天正7年(1579年),同城は四国統一を目論む長宗我部元親の攻撃を受ける。

 長宗我部軍が大軍に対し造田軍は劣勢で,その差はいかんともし難く,ついには落城,備中守宗俊は同城に火を放ち自害,また,家臣の多くは討死し,生き残った者も手傷の酷い状態だったのだという。

 その様子があまりにも哀れだったため,同峠にて首を刎ね落としたと伝わり,それ以降この峠は「首切峠」と呼ばれるようになったのだという。

 また,同峠の少し離れた場所には,弘化2年’(1845年)に造られた首切地蔵が今も残されている(実際には,さらに100m程上がった場所に祀られていたのだという。)。

 このような過去がある場所のためだろうか,同峠では,今もなお,何者かの呻きと思しき声,また,鎧を着た武士の幽霊の目撃談が相次いでいると言われている。

 長宗我部軍に敗れた武士達は今もなお,浮かばれていないのだろうか。