名西郡神山町にある旧県道20号線にある童学寺随道は大正9年(1920年)に開通したレンガ造りのトンネルで,かつては四国八十八箇所巡りをするお遍路さんが使用したと言われているが,新童学寺トンネルの開通にあわせ廃止,平成16年(2004年)にはコンクリートで完全に閉鎖,現在は中に入ることのできない廃トンネルである。
同随道では,かつて(1960年代),一家心中,また,首吊り自殺が発生したと言われており,その後,首吊りした男性と思しき男性の幽霊や女性の幽霊の目撃談,また,封鎖したトンネルから謎の手が現れて引き込まれそうになるという怪奇現象が発生するのだと言われている。
上記のとおり,現在は封鎖されているが,もしかするとまだ同随道入口周辺では,何かしらの怪奇現象が発生するのかも知れない。