1 概要
いわき市の最南端にある勿来町にある勿来の関は,古代から歌枕として知られているが,実は現在の段階で所在地が推定されている訳ではく,同町にある勿来の関は、江戸時代にこの地を「勿来の関」と見立てて整備されたのが現在まで続いているものであり,同地が本当に勿来の関なのか,確証はない。
ただ,同地では怪奇現象が発生するとされており,特に,武士の幽霊の目撃談や,足を引っ張られたという怪奇現象が発生するという。
2 解説
一度,付近を訪れたことがあるが,整備はされているがさりとてさほど人影がある訳ではなく,うっそうとした感じのする観光地や景勝地とはなかなか言いがたい場所であった。
江戸時代以降に観光地化した場所とのことであり,そのような場所がなぜ心霊スポット化したのか,あまりよく分からないところであるが,この辺りは他領との境界線に位置しており,そのような場所は一種の魔所として扱われることがよくある。それが転じて心霊スポットと称されるようになったのかも知れない。
令和元年9月12日追記
過去に撮影した勿来の関の写真を追加掲載する。