1 概要
昭和44年(1969年)のこと,平沼ノ内県道補修工事の際,中田横穴古墳が発見された。この古墳は,6世紀末に形成された彩色壁画を有する装飾横穴古墳という。
この古墳が発見されたからか,または,発見される前からかは不明であるが,この古墳付近を深夜通行すると,首が絞められたという怪奇現象を体験したという話があり,一時期は,幽霊見たさで数多くの人が夜中,同場所に集まったという。
2 解説
少し古い話の出来事で現在も怪奇現象が発生するかは定かではない。
なお,私の両親はいわきに縁があり,当時,さすがに同地に行ったことはないものの,盛況していた旨の話を聴いたことがあると記憶している。
令和元年8月23日追記
資料を整理していたところ,以下のとおりの記述を見つけたので追記する。
装飾横穴古墳が発見された後,この辺りを午前0時に通り過ぎると幽霊が現れ,通る人の首を絞める,それは横穴の幽霊だと話題になったという。
中には,タクシーがこの辺りを通過したところ,古墳前で乗客がいたので乗せたところ,その客が消えてしまった,などという話もあったらしい。
その後,誰かが幽霊の供養塔を横穴前の広場に建てた(現存するかは不明)とのことで,一時は幽霊を見ようと人が集まり,近くに「幽霊そば」の屋台もできたという。