福島県心霊スポット情報

福島県心霊スポット情報

福島県内の心霊スポット(全国に拡大予定、まずは東北から。)の概要とその情報について,霊感ゼロの四十雀が独断と偏見を交えつつ解説したいと思います。

熊本城(熊本県)

 熊本城は熊本県熊本市にある茶臼山丘陵一帯に築城された平山城である。

 同城が存在した茶臼山丘陵地帯にはかつて千葉城・隈本城が存在してたが,天正16年(1588年)に加藤清正がこの地を与えられると熊本城の築城を開始する。同城の本丸は慶長5年(1600年)頃に完成したが,規模が巨大な同城は,寛永9年(1632年)に加藤氏が改易・代わりに細川氏が入城してからも続けられた。

 明治維新後,同城には鎮西鎮台や陸軍の部隊が配置,明治10年(1877年)に発生した西南戦争においては,西郷軍の重要攻略目標として攻撃を受ける(なお,攻撃の2日前,原因不明の火災により本丸をはじめ主要な建物や城下町が焼失している。)。これが同城における最後の合戦の歴史となる。

 築城の名人と呼ばれた加藤清正が築き上げた堅固な同城であるが,実は,その築城に関する不気味な伝承が残されている。

 同城の築城の際,近隣の村々から人足が駆り出されたが,その中に,横手の五郎という,怪力の持ち主がいた。
 実はこの横手の五郎は,かつて清正が九州征伐(または肥後国人一揆)の折に一騎打ちで倒した木山弾正という人物の息子であり,仇討ちのために築城現場に潜入していたのである。

 これを知った清正は激怒,五郎に対し,井戸を掘れば褒美を与えると騙し,地中を掘る五郎の頭上から岩を落としいれ殺害したのだという。

 そしてその後,五郎を埋めた井戸からはうめき声が聞こえてくる,また,石垣が揺れるという怪奇現象が発生するようになったと言われている。

 また,明治時代に同城に陸軍部隊が置かれていた際,夜間居眠りする兵士を見つけた上官が,懲罰のため兵士の銃を隠したところ,銃を紛失した不始末を恥じたその兵士が井戸に身を投げ自殺,その後,その井戸からは「銃をくれ」と泣く声が聞こえてきたという。