福島県心霊スポット情報

福島県心霊スポット情報

福島県内の心霊スポット(全国に拡大予定、まずは東北から。)の概要とその情報について,霊感ゼロの四十雀が独断と偏見を交えつつ解説したいと思います。

色と心霊スポットの関係

 当ブログでは周知のとおり,福島県内の心霊スポット情報を記載しているが,その情報を調べるに当たり,私の趣味,という一面もあるのだが,他県の情報についても収集することを心がけている。

 その収集過程で気が付いたことなのだが,心霊スポットとされる場所の中には,同地に行く際,「白い服で訪れては行けない。」,「白い車で訪れては行けない。」という,色に関する禁忌がある場所が時折見受けられる。福島県内の心霊スポットで言えば,耶麻郡猪苗代町にある幽霊ペンションが該当する(私が若い頃は,「白い車で訪れると不幸な目に遭う。」と言われていたものであるが,現在もそうされているかは分からない。)。

sizyuukara-1979.hateblo.jp

 

 さて,この色の禁忌,とりわけ「白色」について,心霊スポットを訪れる際に禁忌とされるケースが多いように思われるが,その理由がよく分からない。
 
 この点,日本における「白色」というものについて調べてみると,古代には神聖な服色として天皇だけが着ることができた,とされるし,白鹿や白雉など,白い動物は尊ばれてもいた色であったとされている。
 その後,神事で神主,巫女,修験者などが「白装束」を着用されるようになったが,他方で,武士が切腹する際の「死に装束」として「白装束」を着用したり,死者には葬式の際に白い「経帷子」を着用させるようにもなった。

 そういえば,古典的な幽霊と言うものは,この白い経帷子を着用し,恨めしそうに現世に現れる,とされている。これは私の個人的な,強引な見解・解釈であるが,この幽霊の「白い」着衣と被るような「白い」着衣や車で訪れることを忌むのやも知れない(あくまで一個人の私的な見解・解釈であり,詳細は読者諸賢の判断に委ねるところである。)。

 なお,上記のとおりよく分からないことが多い,色と心霊スポットの関係であるが,一つだけその謂れが分かる事例が存在している。

 それは山口県下関市の「壇ノ浦」に関することである。壇ノ浦は言わずと知れた,源氏と平家が最終決戦を行った場で,現在でも,合戦が行われた4月25日(旧暦3月24日)に壇ノ浦の上を白いカモメが飛ぶと不思議とその身が空から落ちて来ると言われている。

 これは,源氏の旗が白色を使用していた(なお,平家の旗は赤色)ためで,今も壇ノ浦に残る平家の怨念が,白色に対し怨念を抱きなさしめているのだと言われている。

 もしかすると,他の色に関する禁忌がある心霊スポットについても,壇ノ浦のように何らかのいわくがあるのかも知れない