福島県心霊スポット情報

福島県心霊スポット情報

福島県内の心霊スポット(全国に拡大予定、まずは東北から。)の概要とその情報について,霊感ゼロの四十雀が独断と偏見を交えつつ解説したいと思います。

六十里越トンネル(只見町)

1 概要

 新潟県福島県を結ぶ国道252号線にある六十里越は,最高点の標高が863mに達する峠で,同区間内にはいくつかのトンネルやスノーシェッドが設けられている(なお,六十里越は豪雪地帯にあるため,冬季は通行止めとなる。)。

 さて,このトンネルには,「六十里越トンネル」が存在している(余談であるが,只見線にも同名のトンネルがあるが,あくまでここでいう「六十里越トンネル」は,国道252号線にあるものを指す。)。
 標高760m附近にあるトンネルで,昭和40年(1965年)貫通,昭和48年(1973年)竣工とのことで,工事ができる時期が限られている豪雪地帯であるため,完成までに相当の時間がかかったことが伺える。

 このトンネルにおいても,心霊現象が発生するとされている。噂によると,トンネルを自動車で通行していると,突然目の前に着物姿の女性が佇んでいるのだという。

2 解説

 「六十里越」という名称は,距離としては六里(約24Km)程度しかない場所であるが,あまりに険しい道のため,一里が十里にも感じてしまう道であることから名付けられたとされている(余談であるが,同じ只見町にある国道289号線の未開通部分は「八十里越」といい,ここも六十里越と同様の理由による名称とされている。)。

 私も二,三度,国道2525号線を使い,福島県南会津郡只見町~福島県魚沼市を抜けたことがあるが,「酷道」とまでは言わないまでもそれなりの難所の道路で,安全を期して慎重に運転したものである。

 さて,六十里越は,歴史的に日本海側と福島県を通じる道であり,かつてはそれなりに人の往来のあった道路であった場所である。
 現れるという着物姿の女性も,いつの時代の人物かは知れないが,この地で事故に遭遇した後,出没するようになったのだろうか。そして,なぜこのような人里離れた場所に今でも現れるのだろうか。疑問は尽きない。