1 概要
福島市から国道115号線を使い猪苗代方面へ向かう途中,道の駅つちゆよりさらに登った先に,土湯トンネルがある。昭和61年(1986年)に竣工した同トンネルの長さは全長3360メートルもある。
同トンネルでは,開通以来スピードの出しすぎによる交通事故が何件か発生しているのだが,そのせいなのだろうか,幽霊や人魂の目撃談があるほか,トンネル内部ではお経が聞こえてくる,という怪奇現象が発生するという。
また,一説によれば,同トンネル近辺では,自殺が多く発生するといわれている。
2 解説
私は何回か,同トンネルを利用したことがあるが,国道115号線にはほかにトンネルが複数あるため,「土湯トンネル」と意識して走行したことは残念ながらない。ただ,この辺りの道路が比較的新しく整備されていること,時期によってはあまり車の往来がないこともあり,スピードが出やすい傾向にあるという点は頷ける。
また,交通事故が発生している事実の裏付けとしては,平成18年(2006年)に,路面に減速を促すための凹凸が設けられている。同トンネルを訪れる際には,スピードの出しすぎにくれぐれも注意して欲しい。
なお,同トンネルは,歩行者や自転車などの軽車両の通行はできないため,その点についても注意して欲しい。