美祢市にある秋芳洞は日本最大規模の鍾乳洞で,現在は国の特別天然記念物に指定されている。
その歴史は古く,記録では正平9年/文和3年(1354年),この地で雨乞いの儀式が行われたそうであり,その後,幾多の調査の結果,総延長が約8000mにまで達している。
現在は観光スポットにも指定されている秋芳洞であるが,心霊スポットとしての顔も持ち合わせており,噂によると,平家の落ち武者の幽霊が現れると言われているほか,オーブ等の心霊写真が撮影されることもあるのだという。
壇ノ浦の合戦で敗れた平家の武将がこの地に逃れ,そして命を落としたと言うのだろうか。
また,秋芳洞には,「魔の洞窟」と呼ばれる場所があるそうで,まだ観光名所とされていない頃,幾多の地元民がここに迷い込み行方不明になる,仮に出てこれたとしても発狂していたとされている。
秋芳洞にはまだまだ人の知らない場所や何かが残されているのかも知れない。