芦北郡芦北町を通る旧国道3号線には旧佐敷トンネルがあり,その北側に幽霊坂が存在する。
この不気味な名前は当然正式名称という訳ではなく,昭和の時代,地元新聞にて「幽霊坂」と報道されたことが始まりと言われている。
なぜ,このような報道がされたかというと,この坂は夜になると,崖の方向に本来存在しないはずの道ができ,そこに誤って突っ込んで崖の下に落下する事故が多発したからなのだという。
この話は,生還した運転手や助手席にいた者が口々に話をしたそうである。
なぜこのような現象が発生するのか,それは旧佐敷トンネルの工事中に死亡した作業員が引き込むとも言われているのだが,真相は不明である。