JR中央線甲斐大和駅の近く,約200mほどの所,大和町初鹿野に諏訪神社が鎮座している。
この神社の境内には,かつて同地を訪れた日本武尊が刺した朴の杖から発芽したと伝わる朴の巨木がある。
現在は御神木として祭られている巨木なのだが,あまりに巨大化しすぎ,隣接する線路の電線に今にも触れそうになるのだが,安易に伐採することはできないのだという。
事実,昭和28年(1953年),架線に触れていた枝を速やかに伐採したところ,その作業に関わった鉄道関係者6人のうち5人が怪死,残る1人は不可解な事故により瀕死の重傷を負ったと言われている。
そのため,現在もこの枝の伐採を請け負う業者は皆無であると言われているのである。