宮城郡利府町にある県民の森は,澄み切った青空と緑豊かな郷土を作るべく,明治100年の記念事業として昭和44年(1969年)に開園した公園で,記念館や野外広場,遊具や遊歩道等が整備されており,年間約25万人もの人が訪れる憩いの場となっている。
しかしながら,憩いの場としての顔とは別に,自殺の名所という裏の顔を持つとされている。
噂によれば,毎年のようにこの地で自殺する者が後を絶たないらしく,捜索等を行う地元の消防団がほとほと困るほどであると言われている。
さらに,事故か事件か,その詳細は不明であるが,この森の中にある沼では何件かの自動車の転落に伴う死亡事例もあると言われている。
そのためなのだろうか,ここでは幽霊の目撃談や怪奇現象の発生談のほか,森の中を歩く怪しい僧侶を目撃した人が何人 かいると言われている。なぜ僧侶が目撃されるのか,全く理由は不明である。
最後に,その詳細は不明なのだが,利府街道から県民の森へ左折したところで現れる一つ目の沼の付近,この周辺どこかに洞窟があるとされている。
この洞窟は地元の人間が近づかない,非常に危険な場所であるといわれているそうである。