かつて,宮城郡松島町の西の浜にある松林で,女子高生による首吊り自殺が発生したが,その直前,松の木にナイフでメッセージを彫った言われている。
すでにメッセージを掘られた松の木は伐採,現存しておらず,ただ切り株が残るだけであるが,そこには,
コノ時ヲモッテ乙ノ限界ヲ知ッタ
大自然ニ生キルイギヲ失ウ
乙ハ死ヲモッテ コレヲ征服セネバナラナイ
昭和四六 二 一男
と彫られていたと言われ,松の木が存在していた頃,このメッセージを最後まで読んだり,意味を知ったりすると不幸になる,死期が近付くなど言われていたようである(実際,地元テレビ局の女子アナウンサーが同地をレポート,その様子がオンエアされた後,事故に巻き込まれ死亡したことがあるそうである。)。
なお,現場に行った際には,タバコを供養しなければならない,怠ると祟られるというルールがあるそうで,今も根強く信じられているそうである(そのため,切り株は焦げているらしい。)が,なぜ亡くなった女子高生への供物がタバコなのか,そのいわれについては正直よく分からない。