福島県心霊スポット情報

福島県心霊スポット情報

福島県内の心霊スポット(全国に拡大予定、まずは東北から。)の概要とその情報について,霊感ゼロの四十雀が独断と偏見を交えつつ解説したいと思います。

松山城(愛媛県)

 松山城愛媛県松山市にある標高約131mの勝山に築城された平山城で,別名金亀城,勝山城とも呼ばれている。
 日本にある現存十二天守のうちの一つであり,昭和25年(1950年)には重要文化財に,また,昭和27年(1952年)には国の史跡に指定されているほか,日本三大平山城の一つにも数えられている城である。

 同城は築城の名人と言われた加藤嘉明が慶長7年(1602年)に築城を手がけたもので,嘉明は完成を見ることなく寛永4年(1627年)に会津に転封,代わって蒲生忠知が同城に入城,松山24万石の藩主となる。

 しかし,忠知は子供のないまま寛永11年(1634年)に死去,蒲生氏は断絶となり,翌年,松平氏が15万石の藩主となり,幕末まで同城を藩庁として同地を統治していた。

 ところで,同城と蒲生忠知にまつわる伝承の中で特に有名なものに「まな板石」の話がある。

 忠知には世継の男子がなく,鬱々とした日々を過ごしていたが,やがてその憎悪は藩内の妊婦に向けられることになり,やがて忠知は妊婦を捕らえ,生きたまま腹を割いて母子共々殺害するという奇行を繰り広げていたのだという。
 そのため,蒲生氏が断絶したのも母子の怨念と言われており,その際に用いられたのがこのまな板石で,今もこのまな板石や城址からは妊婦のすすり泣く声が聞こえてくると言われている(真相は不明である。)。

 また,まな板石の話以外にも,同城を築城する際に人柱を立てた(ある村の盆踊りの最中,美しい娘をさらい人柱に立てた)といい,城内からはその娘のすすり泣く声が聞こえてくる,本丸と二の丸の間にある戸無門と呼ばれる門では,昔,女中が門限に遅れて帰城したためこの場所で門番に斬り殺され,以後,夜毎,この門の前に一人の女が立つようになり,「門をお開けください」と懇願するようになった,そこで扉を外すと,女の幽霊は,という伝承が残るそうである。