盛岡市を流れる北上川に架かる橋が三馬橋である。
かつて,この橋の周辺には,昼なお暗い,鬱蒼とした森が存在していた(その後農場とされていたのだという。)。
その森は,前九年の役や後三年の役において合戦が繰り広げられた場所とされ,城壁と思われる石垣や通路が残されていたそうだが,あまり人の近付かない場所ということもあり,何件かその森で自殺をする者がいたと言われている。
また,同橋のたもとや周辺の空き地でも自殺者が出たともいい,交通事故も多い地点なのだそうである。
そのためなのか,この森や同橋周辺で自転車を走らせると,何者かに後ろを引かれたり,また,何者かが付いてくるような気配がすると言われている。