福島県心霊スポット情報

福島県心霊スポット情報

福島県内の心霊スポット(全国に拡大予定、まずは東北から。)の概要とその情報について,霊感ゼロの四十雀が独断と偏見を交えつつ解説したいと思います。

阿坂城(三重県)

 阿坂城は三重県松阪市に存在していた城で,南郭は白米城,北郭は椎之木城と呼ばれているほか,昭和57年(1982年)には国の史跡に指定もされている。

 同城は,建武2年(1335年),伊勢国の地に北畠親房が子供らを連れて入国した際に,築城した城の1つではないかと言われているとのことである。

 応永22年(1415年),北畠満雅が挙兵,室町幕府方と戦った際,同城で籠城戦を繰り広げられることになるのだが,この戦いの折,幕府軍が包囲を固めて水の手を遮断したため,北畠氏は水の補給に苦しんだため,一計を案じ,白米を馬の背に流し,未だ城内では水が豊富にあるように欺瞞する作戦に出た。

 これを見た幕府軍は驚き,包囲を解いたという逸話が存在し,そのため同城は別名白米城と呼ばれることになる(なお,この戦いでは結局阿坂城は落城したのだという。)。

 その後,しばらくの間,阿坂城の名前は確認できなくなるのだが,戦国時代に入り,同城には北畠氏に仕える大宮入道含忍斎という人物が城代を務めたのだという。
 同城は永禄10年(1567年),織田氏家臣・滝川一益の攻撃を受けるがその都度撃退,堅固であることを知らしめた。

 そして,永禄12年(1569年),同城は織田氏の軍勢に包囲され,最終的には木下藤吉郎秀吉の策略により開城するが,この際,大宮大之丞吉行という人物は強弓で秀吉に生涯にして初めて,かつ,唯一の戦傷を負わせたのだという。

 この戦いの後,同城は廃城とされたのであるが,壮絶な戦いが繰り広げられたと思しき同城は一説によると地元では心霊スポットとして認識されているようで,夜間訪れるのは危険な場所なのであるという。