三内霊園は青森市が運営する公営墓地で，昭和17年（1942年）から運用が開始されている。
同霊園は埋葬者の宗教や宗派を問わないという特徴があり，敷地内の一部にはキリスト教徒のための十字架墓地があるほか，青森県出身の版画家，棟方志功の墓や交通事故死したため車を埋葬した変わり種の墓もあるのだという。
また，ソメイヨシノも多く植えられており，桜のシーズンには花見客が訪れるという，地元の人々の憩いの場とされている。
霊園でもあり，本来，死者が安らかに眠る場所なのであるが，同霊園には不吉な噂がある。
何でも，小さな円形の花壇の周りを車やバイクで3周すると，手足を地面に付いた，長い髪の若い女性が猛スピードで追いかけてくるそうで，追いつかれてしまうと命がないという。
単なる都市伝説のように思える話ではあるが，同霊園では過去，心中事件が発生したとも言われており，墓地にて安らかに眠る者以外の何かがいる可能性は否定できないのかも知れない。
