青森県にある岩木山の麓には,「スペース21」または「厳鬼山スペース21」と呼ばれるホテルの廃墟が存在している。
この建物は20年以上前に建設された,本館と別館に分かれる建物で,外観は保たれて,廃墟の感じはあまりしないらしい。
一時は大分盛況だったそうであるが,立地条件の悪さ,また,衛生面に問題が生じたそうで,次第に客が減り短期間で経営が破綻,その後廃業したのだという。
また,この手の廃墟によくありがちな話ではあるが,ホテルの経営破綻後,同ホテルでオーナーが自殺した,また,浴槽で高齢者が死亡したとされ,この2人の幽霊が出没するとされている。
そして,現在は,この手の廃墟にありがちなパターンで,心霊スポットと認識されているようである。
なんでも,ここでは,年老いた男性の幽霊が出没する,その人物と思しき者のうめき声や気配が感じられるとされているほか,建物を解体しようとすると,機械が謎の故障を起こすのだという。
そして,ここを訪れた者は,その帰り道,交通事故を起こす例が多くあるとも言われている。
このような不可解な現象が多く発生する場所のようである。