コロポックルとはアイヌの伝承に出てくる小人のことで,「フキの葉の下の人」という意味であると解されている。
コロポックルに関する伝承はいくつか残っているようであるが,特に,十勝地方における伝承では,コロポックルはアイヌの迫害を受けたため同地を去ったといい,その際,コロポックルは「トカチップ(水は枯れろ,魚は腐れ)」という呪いの言葉を吐いて去ったのだという(このトカチップが十勝の語源であるとされている。)。
また,河西郡芽室町にある丸山(美生川の東方にある山)はコロポックルの砦跡と伝えらる場所とのことであるが,同山は心霊スポットであるといい,深夜に訪れるとコロポックルの霊に憑依されると言われている。
憑依された者は現在の地球上にない言語を話すようになり,そのまま行方不明になる,また,中には数日後,自殺死体や変死体で発見されることがあると噂されているようである。