1 概要
かつて,相馬市に存在していた相馬女子高校は現在,相馬東高校としてその名と所在地を変えている。
さて,旧相馬女子高校については,その体育館を壊した際,床下から鎧や兜,刀のほか,なんと人骨が出てきたのだという。
そのため,解体工事は一時中断,お祓いが行われたが,その後再開すると,またさらに大量の人骨が出てきたのだという。
これが原因かどうかは不明であるが,旧相馬女子高校では,一時期,毎年一人,現職の教師や職員が亡くなっていたのだという。
2 解説
私は若い頃,相馬市に住んでいた時期があったが,まだその頃は相馬女子高校が存在していた頃のことでもあり,また,その後相馬市に住むこともなかったため,上記のような話があることは初耳であった。
なぜ人骨が出てきたかは不明なのであるが,一説によればこの場所は処刑場ではないかと言われているが,真相は定かではない。
また,鎧や兜,刀までも出土したか,少し疑問が残る。
合戦で討ち死にした人物を埋葬したため,という解釈も出来なくは無いが,この当時,鎧や兜,刀などは貴重品であり,遺体からそれを剥ぐことが一般的であったはずである(そのため落ち武者狩りを行う人間まで現れていた。)。
なお,これらの遺骨については,近くの相馬中村神社(相馬神社?)に収められ,慰霊碑もあるのだという。
機会があれば調査してみたいところである。