札幌市市道にある小沢別トンネルは平成15年(2003年)に作られた比較的新しいトンネルであるが,そのトンネルとは別に,いわゆる「旧」小沢別トンネルが現存している。
Wikipediaによれば,旧トンネルは昭和3年(1927年),小沢別地区の住民らの手により人力で掘られ始めたのがその始まりとするとある。
ただ,文献によっては,旧トンネルは明治初期,囚人を用い造られたものであり,その際,奴隷のように酷使された囚人が過労により病死したり事故死するケースも少なからず存在したのだという。
現在ではどちらが正しい歴史なのか,詳細ながら不明であるが,かつてはこの旧トンネルは,札幌市を代表する心霊スポットと認識されていたようである。
そのため,若者達の多くが肝試しスポットとして旧トンネルを訪れていたようであるが,その際,粗末な服を身に纏った大勢の男性の幽霊を目撃した,また,何者かに脇腹を引っ張られた等という怪奇現象が発生した,また,心霊写真が撮影された等の話があったそうである。
なお,新トンネル開通後,旧トンネルは閉鎖,現在は中に入ることは出来ないそうである。
そして,新トンネル開通後,今度はそちら側が心霊スポットとされている節もあるようだが,なぜ,新トンネルが心霊スポット化しているか,その理由は不明である。