今回,心霊スポット候補地としてご紹介する場所は「縄筋」である。
普段,市井をよく観察してみると,場所はそれ程悪い訳ではないのにも関わらず,開店→閉店を繰り返すような物件を見かけることが稀にある。このような場所は縄筋である可能性が非常に高い。
縄筋とは,魔物や化物の類の通路とされるもので,行く先が見えない程細い道であるとされる。
そして,縄筋がある場所に建物を建てると病人が続出するなどの凶事が起こるとされるため,建物を建てることが忌まれるのである(なお,縄筋に似たようなものに「ナメラスジ」がある。)。
縄筋(ナメラスジも含む)は西日本を中心に信仰されているものであるが,上記のように,ある場所に建物を建てると凶事が起きる,また,開店→閉店など,入れ替わりが激しい場所というものは日本全国よくある話であり,そのような場所は縄筋である可能性が高い。
一例を挙げると,福島県郡山市の某所にも,飲食店用の店舗がある土地があり,居ぬきで飲食店が入れるのだが,平成28年から令和2年の間,私が記憶している限りでも4~5軒の店舗が入れ替わっている場所である。
私自身も以前,このお店を利用したことがあるのだが,駐車場も広いし,また,店内も特に変わった点のないお店で,ランチの時間帯に私以外のお客も来ており,取り立てて閉店するような要素は見受けられなかったのであるが,結局,1年もしないで閉店してしまっていた。
このようなケースは,案外国道沿いなどにも多く散見されると思われる。
無論,立地条件等が悪い等の要因もあるのかも知れないが,もしかするとさらなる要因・・・つまり縄筋だという要因・・・がある場所なのかも知れない。