1 概要
須賀川市と郡山市湖南町を結ぶ国道294号線には勢至堂峠があり,この峠に設けられているのが勢至堂トンネルである。
同トンネルは昭和63年(1988年)起工,平成6年(1994年)開通で,全長1,147mの長さがある。同トンネルの開通により,これまでの急勾配,急カーブ,狭隘区間の解消が図られ,アクセス等利便が向上している。
さて,同トンネルも,心霊スポットであるという噂が囁かれている。何でも,トンネル内を通行していると,何者かの呻き声や悲鳴などが聞こえてくるとされている。
2 解説
勢至堂峠を通る国道294号線は白河街道(会津若松と白河を結ぶ道路)に相当する道路で,白河街道自体は天文14年(1545年)に開通したとされる歴史のある道である。
さて,何故同トンネルで上記のような現象が発生するのか,残念ながら理由は分からないところであるが,想像を膨らませてみると,同トンネル内で交通事故が発生した,また,建設工事中に何らかの事故が発生したなどの要因が考えられると思われる。
この点については,今後情報収集をしていきたいと考えている。