福島県心霊スポット情報

福島県心霊スポット情報

福島県内の心霊スポット(全国に拡大予定、まずは東北から。)の概要とその情報について,霊感ゼロの四十雀が独断と偏見を交えつつ解説したいと思います。

袋田の滝(茨城県)

1 概要

 茨城県北部にある久慈郡大子町を流れる久慈川支流滝川の上流にある袋田の滝は、長さ120m、幅73mあり、特に冬場は凍結することがあることで有名な滝で、日本三大名瀑の一つにもされている。
 

sizyuukara-1979.hateblo.jp

 
 有名な景勝地である同滝は、日中、観光目的で訪れる人も多いが、夜になると全く人気のない場所に変貌する。そして、同滝では、夜訪れると怪奇現象に見舞われるという噂や、日中、同滝を撮影すると心霊写真が撮れるとも噂されている。

2 解説

 福島県茨城県の県境近くにある同滝は、夜間ともなれば付近に人家も少なく、訪れるには相当の苦労を要する場所である。
 上記のとおり、同滝は心霊スポットとして噂されているようだが、反面、なぜ心霊スポットなのか、その裏付けがよく分からず、正直なところ、噂だけが先行している場所、ともされており、その実態はよく分からないと言わざるを得ない。

 なお、同滝周辺には、不気味な場所がいくつか存在しているようである。
 一つ目は、近くにある「月居トンネル」である。そもそも、月居トンネルには新旧二つのトンネルがあるようで、ここで言う月居トンネルは旧の方である。噂では、袋田の滝で肝試しをした後に旧月居トンネルを車で通行すると、誰もいないはずの後部座席に人の気配を感じる、また、シートがびっしょりと濡れていることがあるという。

 二つ目は、大子町に残る地獄沢の伝説である。
 江戸時代初期(1600年代のこととされるが、明確な時代は特定されていない。しかし、いずれにせよ同地方が水戸徳川氏が統治していた頃のことである。)、小生瀬村に役人が訪れ、年貢を取り立てたので完納したところ、まもなく別の役人が訪れ年貢の取り立てをするので、村人達はすでに完納したと申し述べたが聞き入れられなかった。年貢の二重取りをされてはかなわないため、村人達は相談した結果、後から来た役人は偽役人と判断。これを殺害したが、実は、最初に来た役人が偽役人で、殺害された役人こそ、本当の役人であった。

 役人を殺害された藩は激怒、陰暦10月10日未明に小生瀬村を攻撃、村人達は高柴村岡ノ内坪にある小さな沢(浸食谷)に逃げ込むも、逆にこの沢は袋状の場所のため逃げ場を失い皆殺しにされたという。この沢は「地獄沢」と呼ばれるようになり、現在もその地名を残しているほか、村人達が命乞いをした入口付近を「嘆願沢」、沢の中程で血の付いた刀を洗った場所を「刃拭き沢」、斬られた者の首を埋めた「首塚」、胴を埋めた「胴塚」などの呼称が残るという。
 詳細な話については、大子町のホームページにも掲載されている。つまり、町が認め記録として残す事実なのである。

f:id:sizyuukara-1979:20190914090938j:plain

 

f:id:sizyuukara-1979:20190914090959j:plain

 

f:id:sizyuukara-1979:20190914091034j:plain

 

f:id:sizyuukara-1979:20190914091057j:plain