1 概要
御斎所街道は,県道14号線(いわき市-石川郡石川町)と県道11号線(いわき市-白河市)とともに称されている,古くから使われている街道である。
この話も,以前,いわき市に住んでいた時,地元民から聴いた話である。
場所的には,いわき市遠野町を抜けた,つづら折りの道の途中らしいのだが,過去(平成8,9年頃)のこと,同地にはとある廃屋があり,地元民の間では心霊スポットとして有名な場所だったのだという。
そのような場所なので,私に話を教えてくれた人も,一度その場所を訪れたそうなのだが,その際,廃屋の中に,その人を睨み付けている女性の幽霊を目撃したとのことである(その方は,多少ながら霊感があると話をしてくれた。)。
その後,この廃屋は取り壊され,私が話を聴いた平成22年頃には,峠の茶屋のようになった,というような話を聴いたのだが,その後,どのようになったか,残念ながら定かではない。
2 解説
私は幾度か御斎所街道を利用したことがあるのだが,残念ながら峠の茶屋のようなものは見たことはなく,この場所がその後どのような運命を辿っているのか,現段階で情報がなく不明である。
御斎所街道自体は一般的な道路と比べると,どうしても見劣りするような道路で,たまに路肩の崩落などにより通行止めになることがある場所である。
また,人家も少ない場所のため,夜間の使用には十分注意されたい。