１ 概要
まず先にお断りしておくが，河鹿荘は平成30年（2018年）に取り壊され現存していない。しかし，かつて存在していた心霊スポットとして，ここで紹介することにする。
河鹿荘常磐熱海温泉街内，大田熱海病院近くに存在していた灰ホテルで，昭和40年代にはすでに存在していたようであるが，平成10年代前後の頃に廃業したようである（オーナーが夜逃げしたとも。）。
建物が存在してた頃は，肝試しに訪れる者が多くいたようで，白装束の女性の幽霊を目撃した，また，誰もいない部屋でクシャミをする声が聞こえた，などの怪奇現象が発生したとされる。
また，誰が何のために置いたのか全く不明であるが，ある室内には，骨壷が置かれていたことで有名である。
２ 解説
私は以前，何度かこの付近を車で通過していたはずなのだが，そのような廃墟が存在していることは全く気が付かなかった（無論，ハンドルを手にしていたので，周囲にそれほど気を使う余裕もなかったといえる。）。
なお，同場所で最も有名な話は，平成22年（2010年），肝試しに訪れた人達が，ここで自殺した女性の遺体を発見するという事件が発生したことである。
無論，上記白装束の女性が，ここで自殺した女性と同一人物かどうかは不明である。
令和元年9月30日追記
本年9月23日付け地元ローカル新聞紙に、河鹿荘跡地に親水公園やカフェなどを備えた交流施設が整備される見通しとなった、という記事が掲載された。
これまでの因縁というものなく、新たな交流施設が出来ることを心から願う次第である。
