1 概要
郡山市市街地から西方,猪苗代湖方面へ通じる県道6号線(郡山湖南線)沿いに,この廃墟は存在する。
同廃墟は,郡山駅前にあるデパート「うすい」の女子寮として,昭和46年(1971年)頃に建てられ,その後昭和62年(1987年)頃まで使用されていたとされる。
現在は金属製フェンスで周囲を囲まれているほか,厳重な警報装置が存在しているとされている(例え廃墟でも,所有者に断りなく侵入すると刑事罰が科せられる。安易な考えで廃墟に侵入することは厳に慎まれたい。)。
同場所は昔から心霊スポットとして囁かれており,特に郡山市内のスポットとしての知名度は高い方ではなかろうか。よく囁かれる話としては,同場所において,自殺者の幽霊が現れるといわれている。
2 解説
私はこの県道6号線をよく利用しており,同場所は何度も目にしているところである。常々思うのは,なぜこのような辺鄙な場所に,駅前にあるデパートの寮が存在したか,とても不思議でならない。
よく聴かれる話としては,自殺者が出た,また,殺人事件が発生した,とされているが,どれも廃墟によくありがちな話で,それを裏付ける情報がない以上,安易に信用することができない噂である。
単に,不気味な廃墟がある=そこは心霊スポットだ,という安直な考えから,この場所も心霊スポットであるという噂が広まったように思えてしまう。