令和2年1月23日 改訂
1 概要
日本五大桜または三大巨桜などの1つに選ばれることのある滝桜は推定樹齢が1000年を超え,国の天然記念物としても指定されている。
毎年春になると多くの観光客が訪れるため,三春町にとって重要な観光資源である滝桜であるが,実は,心霊スポットとしても似つかわしくない心霊スポットとしての一面を持つとされている。
囁かれる噂であると,滝桜附近では鎧姿の武者の幽霊を見た,という話が多く聞かれるとのことである。
なお,滝桜の近くにある「さくら湖」(三春ダムによるダム湖)においても,鎧姿の武者の幽霊を見たという噂があるとされている。
ただし,この2ヵ所で目撃される鎧姿の武者の幽霊が同一のものか,また,何か関連があるのか,残念ながら不明である。
2 解説
滝桜がある三春町は,戦国時代には田村氏が統治をしていた。田村氏は,戦国大名伊達政宗の正室である愛姫(めごひめ)の実家としても有名である。
小領主であった田村氏は,当然のことながら,周辺の同様の小領主と数多くの小競り合いを繰り広げていたと思われる。
無論,その小競り合いのなかには,田村氏の領内,特にこの滝桜附近で行われた小競り合いも発生した可能性が当然あり,そしてその際,落命した武者もいたことが推測される。
もしかすると,この地で落命した武者の魂魄が今もこの地に残り,時折姿を現しているのかも知れない。
令和2年1月25日追記
今回、滝桜周辺の写真を撮影したので追加掲載する。
滝桜。巨大さがよく分かるかと思う(なお,この日,「ばけたん」は持参していない。)。