福島県心霊スポット情報

福島県心霊スポット情報

福島県内の心霊スポット(全国に拡大予定、まずは東北から。)の概要とその情報について,霊感ゼロの四十雀が独断と偏見を交えつつ解説したいと思います。

高子沼(伊達市)

1 概要

 高子沼は福島市伊達市保原町(旧伊達郡保原町)の境にある沼で,現在は親水公園として整備されており,散策が可能なほか,ヘラブナ釣りが出来る場所でもある。

 また,同沼の周辺は,かつて金山が存在してたと言われている。そのため,同沼周辺では,長者伝説(昔話によくありがちな,長者(金持ち)の没落談)や鉱山夫の幽霊にまつわる話が伝わるようである。

 さて,同沼に伝わる伝説・伝承の中に,「あぶない入道」という話がある。
 話の概略であるが,明治時代の頃,高子の街中を,「あぶない,あぶない」と言いながら歩く入道がいた。ある日,それを不審に思った若者がその入道の後をつけたところ,入道は高子沼付近で姿を消した。若者は,入道が消えた付近の沼の水面を覗き込むと,突然沼から手が出て,若者の腕をもいだというものである。

2 解説

 私は学生時代,同沼にブラックバス釣りに行き,貸しボートで同沼を散策したことがあるほか,就職後も同沼を訪れたことがあるが,特に怖い感じのしない,普通の小奇麗に整備された沼であったと記憶している。

 あぶない入道の話は伝説・伝承の類に過ぎないと考えられる。これは私個人の推測であるが,この話は伝説・伝承に多い説話的側面をものであり,「この沼にはそのような妖怪がいるから安易に近付くと危ないよ」という戒めがこめられた話ではないのだろうか。

 なお,心霊スポットとしては,高子沼に隣接して存在していた「高子沼グリーンランド」という遊園地の方が有名である(厳密に言うと,高子沼グリーンランド福島市所在であった。)。
 平成11年(2019年)に閉園後、長らく放置されていた同地の廃墟にはよく幽霊が出ると噂され,肝試しの人や廃墟マニアがよく訪れていたが,現在はすでに解体され,全く面影はないという。

令和元年8月25日追記

 高子沼の写真を撮影したので追加掲載する。

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 高子沼遠景。この日、釣り人が多くいたのを確認できた。恐らくはヘラブナ狙いの人達と思われる(現在はブラックバス釣りは外来種放流の関係上出来ないのではなかろうか。)。

 

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 平成一桁代にはボートの利用が出来た(貸しボート屋も存在していた。)が、現在はボートの使用が禁止とのことである。